【SPSS】マンホイットニーのU検定、ウィルコクソンのの符号付き順位和検定

SPSS

こんにちは、

✅疑問
・SPSSで2つの群間の比較を行う方法がわからない
・SPSSでマンホイットニーのU検定やウィルコクソンの検定を行う方法を知りたい

このような疑問に答えます。

僕は医療職で働きながら現在大学院4年目。SPSSやRを使って学会発表や論文投稿を行っています。

✅このような方におススメ
・SPSSを使い始めたばかり
・卒論等でSPSSを使うことになった

では早速説明していきます。
前回記事にしたように2群の検定は下の表のように4種類ありました。
【SPSS】t検定のやり方

パラメトリックでは平均値同士を比較しています。
ノンパラメトリックでは平均値ではなく、順位同士を比較しています。

先日はパラメトリック検定のt検定について記事にしました。本日はノンパラメトリックでの2群間比較について紹介します。

SPSSを使ってたノンパラメトリックな2群比較の検定の方法

【ノンパラメトリック検定、対応なし】Mann-WhitneyのU検定(ウィルコクソンの順位和検定)

↑このデータを使って男女でのテスト点数の比較を行っていきたいと思います。
左の列は男が「0」、女が「1」です。


「分析」→「ノンパラメトリック検定」→「独立サンプル」でクリックです。


↑このような画面になります。左上にある「フィールド」をクリックです。右の「検定フィールド」に検定したい項目を入れます(今回は「テスト」)。下の「グループ」に群分けの項目を入れて下さい(今回は「男0女1」)。


「設定」を押すとこの画面になります。
「データに基づいて検定を自動的に解決します」にチェックが入っていれば大丈夫です。オプションで何か変更したいときはその下にある「検定のカスタマイズ」にチェックを入れると色々なオプションを選択できます。


↑問題なければページ下部にあるこちらの「実行」を押してください。


↑色々結果が出てきますがこちらの「独立サンプルによるMann-WhitneyのUの検定の要約」を見てもらえれば大丈夫です。
一番下の「正確な有意確率」を見ましょう。
ここが0.05未満ならば2群間での有意差があります。
今回は0.008のため、男女間でテスト点数に有意な差があるという結論になりましたね。

【ノンパラメトリック検定、対応あり】ウィルコクソンの符号付き順位和検定

対応のあるノンパラメトリック検定「ウィルコクソンの符号付き順位和検定」を行っていきます。

↑こちらの条件Aと条件Bでの比較を行っていきます。


「ノンパラメトリック検定」→「過去のダイアログ」→「2個の対応サンプル」をクリックです。


↑この画面になります。比較したい2つの項目を選択します(今回は「A」と「B」です)。下の「検定の種類」のところで「Wilcoxon」にチェックを確認し、「OK」を押してください。


「検定統計量」の項目を見ます。下の行「漸近有意確率(両側)」を見て下さい。
ここが0.05未満なら有意差あり0.05以上なら有意差なしとなります。
今回は漸近有意確率が0.38のため、条件Aと条件Bに有意差がないという結果です。

本日は以上となります。
これからも有益な記事を書いていきます。
よろしくお願いします。

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