Rで解析したデータを保存する方法【写真多め】

R

こんにちは。

✅疑問
・Rでデータを保存する方法を知りたい

本日は、このような疑問に答えていきます。

僕は今医療職で働きながら大学院に通っており、現在4年目です。
Rを使って学会発表や論文作成を行っています。Rは無料で使えることや高度な計算がシンプルなコードで可能なためおススメです。

使っていくうちに皆さんも感じるかもと思うのですが、Rで解析して出てきたデータや読み込んだファイルを保存する方法がわかりにくいんですよね。ネットで調べるとsave関数が出てきますが、正直初心者に毛が生えた程度の自分には使う利点が理解できませんでした。それでも僕はRで学会や論文作成ができています。僕なりのデータ保存方法を本日はお伝えします。

■1 「作業スペースの保存」でそのとき行っていた全てのデータが保存されます

①データの保存方法を解説します

Rを使って読み込んだデータとか、コードを書いて導いた解析結果を保存したいときがありますよね。
画面を見ていきます。

この画面では「data」という名前で“デモデータ”のCSVファイルを読み込んでいます。
そして「x」という名前で相関解析を実施しています。
※データの読み込み方が知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
Rにexcelで作ったファイルを読み込む方法【CSV形式で読み込みましょう】

xの中身は相関解析の結果で、画像の下半分の青い文字の部分です。
これらの「data」と「x」を保存して、次回もすぐに呼び出さるようにするにはどうしたらいいでしょうか?
左上の「ファイル」をクリックし「作業スペースの保存」をクリックします。

このような画面が出ます。今回は「ドキュメント」内に「デモ」という名前で保存します。
これでデータの保存は完了しました。

②保存したデータを呼び出すときの方法

保存したデータをまた開きたいときはRを開いた画面で「ファイル」→「作業スペースの読み込み」です。

作業スペースの保存がRDataの形で保存されていなかった場合、All filesを選択すれば大丈夫です。そして先ほど読み込んだ「デモ」を選択します。

これで先ほどの解析結果を格納したデータは呼び出せる状態です。
保存した変数の一覧を見たいときはls ()で一覧が表示されます。

保存したデータ変数(データの名前)の一覧はls()で呼び出す

呼び出せました。これで以前の作業の続きから再開できます。

■2、複雑なスクリプトの流れを保存しておきたい場合。

①スクリプト(計算式)を保存する方法

Rで解析をするうちにいくつかのスクリプトを組み合わせたりすることがあります。
また、スクリプトの意味をメモして保存しておきたいときもあります。
こんな感じですね。

これはある散布図のコードになっています。#の部分は説明文になっています。
(※適当にあてはめたのでエラーが出てしまっていますが、そこは今回のテーマと関係しないので気にしないで頂ければと思います。)
このスクリプトをまとめて保存し、いつでも呼び出せる状態にしたいと思います。

「新しいスクリプト」をクリックします。すると白紙のメモが出てくるので保存したいスクリプトをコピペします。

こんな感じですね。↓

これを保存するには、「ファイル」の「別名で保存」をクリックします。それで適当な名前で保存します。

②保存したスクリプトを呼び出す方法

Rを開いた画面で、「ファイル」→「スクリプトを開く」を押すと、保存したスクリプトが出てきます。こんな感じですね。

これで該当するスクリプトを選択すれば再度表示することができます。
あとはそれをコンソール画面にコピペしたり若干修正して使ったりすることができます。

本日は以上です。
今後も有益な記事を書いていきます。よろしくお願いします。

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