社会人で大学院ってきついですか?疑問に答える

作業

こんにちは。

本日は、以下の疑問に答えたいと思います。

・社会人大学院に興味あるけど、きついのかな?

・家族との時間を作れるか心配

・大学院に通うメリットは何?

 これを書いている僕は医療職で働きながら大学院に通って今年で5年目。

研究論文を出したり、専門学校の非常勤教員になれたり、

少しずつ成果もあるので、大学院の入学を悩む方に説得力あるアドバイスができるかと思います。

では始めていきます。
最初は取得できる学位について押さえておきましょう。
どちらを目標にするのかによって、将来のキャリアも変わってきます。

大学院は修士(博士前期)と博士(博士後期)の2つの学位がある

博士前期課程は2年で、博士後期課程は3年で卒業可能です。
それぞれの特色は入学前に理解しておくとよいです。

博士前期課程:修士課程といわれます。英語の読解力や、専門分野の知識、学内での研究論文の発表が必要です。

博士前期課程の卒業後キャリア:特に外資系では企業の中途採用や、少し上層のポジションに大学院修士課程以上を要件としているところもあります。

博士後期課程:博士課程といわれます。授業は少なく、自分の研究を査読付き論文雑誌に投稿し、受理される必要があります。

博士後期課程の卒業後キャリア:大学教員や研究職を目指すために必要です。

授業スケジュール

1年目

まずは授業を結構受けないとです。大学院は大学と同じ開講スケジュールなので、前期(4月~9月ころ)と後期(10月~2月ころ)にわかれています。

前期に週3回授業を取り、後期は週2回くらい授業を取れば、修士論文で忙しくなる2年目はゆとりのあるスケジュールでも可能だと思います。

例:

9時~17時 仕事 仕事 仕事 仕事 仕事
19時=21時 大学院の

授業

大学院の

授業

大学院の授業

2年目

2年目はこんなスケジュールにすることも可能です。
空いた時間に修士論文の作成を行う必要があります。

9時~17時 仕事 仕事 仕事 仕事 仕事
19時=21時 大学院の

授業

大学院のきついとこ

no1:夜間に3時間程度の授業

大学や大学院は授業1コマ90分なんですね。社会人になって90分も人の話を聞く機会は少ないですよね。まずは90分集中を持続させることに体力を使います。

 対策

授業を受けていく中で慣れていくことが必要です

(休まずに受け続けるしかない。。)

no2:移動時間が長い=帰りが遅い

皆さんが候補にしている学校は近くにありますでしょうか?
大学院ってアクセスの良い都心からは離れたところにあったりします。

僕の場合は片道で1時間15分程度かかります。往復で2時間半、帰宅すると22時半みたいな感じになりますので、体力的にしんどいです。

 対策

音声学習や読書、もしくは休息(睡眠)などで有効活用しましょう。

音声学習にはYoutube、読書にはKindleや論文のPDFダウンロードをよく使っています。
あとはAmazon Audibleという音声学習に特化したサービスもあります。

以下にリンクを貼っておきます。

no3 英語や統計学の勉強がきつい

多くの分野で、英語論文を読んだり統計学の知識が求められたりします。
英語は大学院の受験科目で勉強したかもですが、統計学は勉強が難しいですよね。

 英語の対策

まずは文法を抑えることがおススメです。

単語は都度googleで調べていけばよいのですが、文法についてある程度の知識がないと英文を読むことがしんどいです。

かさばらない電子書籍版で購入できる本を以下にまとめました。
以下の2冊は文法のエッセンスが書いてあり、社会人の学びなおしに適しています。

あとはDeepLという高性能の翻訳ソフトもあります。

詳しく知りたい方は以前の記事にまとめていますのでそちらを参考してください。

英語の記事や論文の読み方【翻訳サイトdeepLがすごいです】

 

統計学の 対策:

授業があるはずなので出来れば授業を受けるようにしましょう。

ただ先生によって、教え方がわかりにくい(数式ばかり)場合もあります。

その際に、統計学については、2つほどとてもまとまった資料があります。

①統計web


↑このページでは統計学の基礎(グラフや平均、標準偏差)から各種の統計検定まで扱っています。

リンクはこちら

 

②書籍:大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる (角川文庫)

こちらの書籍も基礎から応用までを幅広くまとめています。
ただ、実践で使う知識としてではなく、統計の基礎的な理論を学ぶのに適した本だと思いますので注意してください。

時間の作り方

社会人大学院生の一番の悩みはここなんじゃないかなと思います。

仕事をし、授業を受けた日は21時を過ぎている状況ですよね。
その中で授業の勉強や研究の勉強をしないといけないので、きついですね。

修士を卒業している僕なりの解決策をまとめます。

その1 授業は1年生の前半に集中的に取る

授業は1年生の前半と夏休みに集中的に取ってしまいましょう。
大学院の卒業必要単位数は多くないので、その6割~7割は半期に集中的に取れてしまうと思います。
夏休みも夏季集中講義があり、数日間で2単位取れるような(ただ1日ぶっ通し授業ですが)ものがあるのでコスパよしです。

1年の後期以降は修士論文の準備になるべく専念します。準備には想像以上の時間を要しますので、授業は早めに済ませておき、研究論文に割くリソースを確保した方がいいです。

その2 授業以外の平日は1時間、土日に2-3時間の時間を確保する

この位の時間を確保できれば問題なく卒業できるのではないでしょうか。
重要なことはこのリズムを早く作って、毎週繰り返すことです。

例えば平日でしたら朝早く起きて1時間とか、業務終了後に1時間を確保することは可能ですよね。難しければ昼休み30分、業務後30分を捻出しましょう。

土日も朝1時間半、夕方1時間半とかで区切って勉強時間を確保できると良いのではないでしょうか。

時間術に関しては下記の本が参考になります。
脳のゴールデンタイムの話、作業中に音楽はかけないなど脳科学的に時間術を解説しているので読みやすかったです。

大学院へ行くメリットは


結論、人によって違うかと思います。が、以下にまとめてみますね。

キャリアアップに活かす(評価してくれる企業を探す)

外資系会社だと修士以上の学歴を採用している企業がありますし、修士以上で求人をかけている企業は大体年収が良いところが多いです。

また、副業として専門分野の専門学校や大学での非常勤講師も可能になります。時間単価は高い仕事ですのでおススメです。

以上、修士卒業はキャリアアップに関してかなりの武器にすることが出来ると思います、

勉強の方法や時間の使い方を学ぶことができる

また、勉強の方法や時間の使い方を修得できるという点は大きいと思います。
修士を卒業できる体力・気力があれば副業や趣味などかなりハイクオリティに活動できるはずです。

以上、本日は社会人大学院の入学後スケジュールについて、そのきつさとメリットについてまとめました。

今後も有益な記事を書いていきます。
よろしくお願いします。

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