統計学検定 2級の勉強方法、受験体験記 【文系社会人の場合】

疑問
データ解析に関わりたい。
統計検定2級っていう資格に興味があるんだけど、文系の自分でも合格できるんだろうか?

このような疑問に答えていきます。
今回は文系出身の僕が統計検定2級を受験した経験、感想、勉強法を紹介したいと思います。

これを書いている僕は医療職で働きながら大学院に通って5年目。
統計ソフトRやSPSSを使った統計解析をほぼ独学で学習し、日本語論文掲載、英語論文
提出(修正中)まで行っています。

統計検定2級を受けるメリットは?

以下のツイートをご覧ください。

このような位置付けの資格です。

具体的にいうと、この資格を取得していれば、ある程度(基礎)の数学や統計学の素養を修得していることを示すことができる
というものです。

データ解析界隈だと有名な資格のようですので、取っておくと良さそうです。
特に文系の僕のような人材がデータ解析界隈に転職したい場合は、持っていた方が良いのではないでしょうか。

2021年6月に2級の試験を受けてきました 【撃沈…】

受験した感想のまとめです

 ・過去問と傾向が違う

・学習サイト(統計ウェブ)ですみっこにある「その他」項目が堂々と出題される

・公式の暗記では絶対に不十分

・あ、時間がない…

 

問題のレベルの高さに撃沈しました。。

今回僕がどのレベルまで学習したか (僕のレベル感)

・文系
・検定や推定の公式の理解
・各種分布の公式の理解
・相関解析の理解

など、統計Webに載っていた公式を全て覚え、過去問を2年分解いたという感じでした。
ちなみに統計Webのホームページはこちらです。

 統計webの「統計学の時間」に統計検定の範囲について説明と練習問題が載っています。

統計学の時間

なぜ今回僕が撃沈したか考察

・公式の暗記だけではなく他の知識と統合して利用する問題だった
⇒公式を覚えていれば解ける問題だったら僕もできましたが、そのような問題はほぼなかったです。

・ラスパイレス指数やパーシェ指数など細かな知識も要求された
⇒なにそれ!と言いたくなる(泣きたくなる)問題でした
⇒しかも、こちらも公式を理解して実際に使うところまで(名前を憶えているだけではダメ)求められていました。

90分で35問あり、全て解こうとするには時間が足りな過ぎた。
⇒70%で合格ラインらしいので22-23問解けたら十分でした。
全て解こうとすると1問3分程度で解く必要があり、かなり困難でした。

これから統計検定2級を受ける文系受験生の方に

統計検定2級の試験はぶっちゃけそうとう難しいです。
それだけに取得できるとデータ解析や統計学に対する自信はかなりつくと思いますし、
転職の面接でも自信を持って成果としてお話できるのではないでしょうか。

おススメ勉強法【僕の失敗を踏まえた学習法】

・統計学の時間を1周。

→初心者の方は2周して完成度を高めた方が良いかもです。

・微分、積分の基礎を理解

→基本的な微分公式と逆微分、定積分は基礎知識になっています。文系の方はYoutubeなどで勉強されるといいです。

 僕はこちらのYoutube動画で勉強しました。

家庭教師のトライの動画ですが、高校数学がとてもわかりやすいです。

微積分もカバーされているのでおススメです。

・チートシートで公式を整理する

→勉強していると覚えなくてはいけない公式が数十個出てきます。チートシートという1ページに公式をまとめてくれている方々がいますので
使用した方が混乱しなくてよいと思います。

僕が使用したチートシートはこちらです。

過去問を解く 【プラス公式テキストを解くことをおススメ】

過去問は書籍を購入して勉強しました。
今回のように過去問と形式が異なる場合も考えると、過去問だけではなく「統計学基礎」という
公式テキストを購入して隅々まで学習するのがベストかと思います。

統計検定2級 公式問題集

統計学検定2級 公式テキスト

統計学検定2級のマメ知識 【CBT方式でいつでも受験可能です】

以外と知られていないのかもですが、統計検定2級はCBT(Computer Based Testing)でいつでも最寄りの会場で受けられます。

以下にリンクを貼っておきます。
こちら

以上、統計学検定2級についてまとめさせて頂きました。

少しでも、これから受験する方のお力になれたらと思います。

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